真宗大谷派西敬寺

智慧光(ちえこう)

仏や菩薩の具えた智慧の輝き。阿弥陀仏の光明の一つ。阿弥陀仏は生きとし生けるものの無知の闇を滅するので、その徳を光明の一つとしてこのように称する。智慧によって得られた功徳。(仏教語大辞典)

「しかれば、大小の聖人、善悪の凡夫、みなともに、自力の智慧をもっては、大涅槃にいたることなければ、無碍光仏の御かたちは、智慧のひかりにてましますゆえに、この仏の智願海にすすめいれたまうなり。一切諸仏の智慧をあつめたまえる御かたちなり。光明は智慧なりとしるべしとなり。」『唯信鈔文意』(真宗聖典548)

 

〔仏〕阿弥陀如来十二光の一つ。衆生(しゅじょう)の無明の闇を照らす光明。(広辞苑第六版)